色葉工房の日記

仙台にある小さな手織り工房のおはなし。------------------日々のかけらを色々紡いでいきます。  

忘れないで

今日は沖縄慰霊の日。

そして震災からは100日が過ぎました。
それぞれの場所で合同慰霊祭が行われたり、
もくとう・祈りの時間がとられていることと思います。

被災地の方 または 被災者 と 大きくひとまとめに言われる事が多いですが、
直接的な被害・間接的な被害・失ったもの・悲しみ・これからの生活への不安...
その大きさや かたち は、一人一人みんな違うのだと 改めて感じています。

先日、隣の市の海沿いで生まれ育った友人より 
私の元へ一通のメールが届きました。
彼女のふるさとは、町ごと津波にのまれてしまいました。
この震災で家族や親戚、思い出いっぱいの家、住み慣れた町、
こんなにもたくさんの 大切なものを、 一瞬にして失ってしまった大事な友人の今現在の生の声、
私の胸だけにとどめておくには 心苦しく、多くの方にお伝えしたくて、
決して忘れないために 何かに記しておきたくて、
本人の了解を得て、ここで紹介させていただきます。

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>こんばんは。
 昨日 100か日でした。
 午前はお寺にお骨を預かってもらっているので線香をつけに行って、
 午後から市主催の合同慰霊祭に参列してきました。

 私の市では約千人の方が亡くなり、その中で私の町は七百人(住民の1割強)が亡くなったそうです。

 季節もかわって、確実に時間は過ぎているけれど、気持ちはそう簡単に整理はつかず…。
 時間は癒す優しさと忘れる残酷さを持っていますね。


>こんばんは。
 返信ありがとうございます。
 一方的なこちらの近況報告ばかりで。
 テレビ、新聞等のメディアのフィルターを通さない生の声を聞いてほしくて、メールを送っています。

 今も日々の生活をなんとかこなして、生かされています。

 毎晩、波音が聞こえていた場所から電車の走る音に変わり、
 全てに悲しみのアンテナを張ったら、心身が持たないから、
 見て見ぬふりをして自分を守っています。

 本当の自分を取り戻せるのか難しいけれど、生き続けます。

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今を必死で生きる 彼女の未来が、穏やかでありますように。
いつかきっと 彼女の心からの笑顔が見られる日がくると、私は信じています。

この春、家の庭でずっと咲き続けた”わすれな草”の写真とともに。
みんな 忘れないで という想いを込めて。
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